サージエネルギー減衰方式の高性能SPD
高速回線避雷ユニットALP/PLPシリーズ

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技術情報
 サージエネルギー
 減衰方式の特徴
 雷害とその有効な対策
サージエネルギー減衰方式の特徴

1.耐雷対策のビジョン

 激雷地区「北陸」では冬季の脅威的な雷エネルギーによって深刻な雷害が発生し、各種システムの管理者を悩ませてきました。その北陸における実践的な雷害対策とフィールド研究から当社独自の「サージエネルギー減衰方式」を開発し、従来のアレスタ―や避雷器には無かった接地雷対策をも実現する高性能避雷システム「高速回線避雷ユニット」を完成させました。その性能は、国内外の厳しい環境の下、多くの電源設備や通信システムを確実に保護した実績によって既に証明されております。

 また最近では、JIS規格における内部雷保護に使用されるSPD(サージ・プロテクト・デバイス)として、電源用(JIS C 5381-11) はクラスT・U・Vに、通信・信号用(JIS C 5381-21)においてはカテゴリC1、C2、C3及びD1に適合する新シリーズを実現させました。

 雷害対策(耐雷対策)は防災の一環として、その重要性が認識されつつあります。森長電子は今後も高度なソリューションをご提供し、皆様のデータやシステムを守り続けます。

2.サージエネルギー減衰方式の特徴

 従来の避雷器は雷サージの電圧のみを減衰させて機器を保護するのが基本的な動作原理であり、従って避雷器のサージ減衰能力が評価される場合、避雷器の動作開始電圧や制限電圧が重視されました。しかしこれは雷サージの破壊力を電圧のみで評価し、雷サージの電流と継続時間は無視されていることになります。例えば、物体の衝突による破壊力は、単に物体の大きさだけでなく、物体の重量や衝突速度によっても左右されることは明らかです。同様に、雷サージの破壊力も雷サージの電圧だけでなく、電圧×電流×継続時間=エネルギーで評価する必要があり、避雷器には雷サージをエネルギーレベルで減衰させる能力が要求されると考えられます。

 そこで、森長電子が開発した高速回線避雷ユニットでは並列素子で雷サージの電圧を吸収し、直列素子で雷サージの電流を減衰させ、並列素子の動作遅れを直列素子がカバーすることにより雷サージを高速吸収する複合多段構成により、雷サージのエネルギーを減衰させる「サージエネルギー減衰方式」を採用し、雷サージエネルギーに対し大きな減衰を与え、確実に電子システム・機器を雷害から守ります。

※…サージエネルギー減衰とサージ電圧減衰の違いに関してはQ&Aもご参照ください。



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